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日本人として知っておきたい桜を彷彿させる言葉

桜がようやく満開になりました。

楽しめるのは1週間程度ですので十分楽しまなくてはなりません。

茶道でも、この期間は桜を意匠とした茶道具が多く使われます。桜を彷彿させる茶道具の名前(銘)を知っておきたいと思います。

花筏(はないかだ)

水面に散った花びらが連なって流れているのを筏に見立てた語。また、筏に花の枝をそえてあるもの。筏に花の散りかかっているもの。《季 春》

『goo国語辞典』より

散った桜の花びらが川をピンク色に変えてしまう光景です。川の流れとともに、桜の花びらも流れて美しいです。散る頃に桜の名所を訪れると見られます。東京では目黒川で見たことがあります。

桜が散る頃には、川だけでなく土の上(コンクリートの上)に、散ってしまった桜の花びらが敷き詰められたピンク色のカーペットも楽しめます。こちらは、歩くとちょっとフカフカしていて楽しいです。

吉野山(よしのやま)

吉野山(よしのやま)は奈良県の中央部・吉野郡吉野町にある吉野川(紀の川)南岸から大峰山脈へと南北に続く約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称、または金峯山寺を中心とした社寺が点在する地域の広域地名である。古くから花の名所として知られており、その中でも特に桜は有名で、かつては豊臣秀吉が花見に来た事がある

[Wikipediaより]

「吉野山 桜が枝に 雲散りて 花おそげなる 年にもあるかな」

吉野山の桜の枝にかかっている雲が桜が咲いていたように見えたが、その雲が散ってしまった。花の咲くのが遅い年もあるんだな。

西行 新古今和歌集

花(桜)の開花が遅いので、「まだかなまだかな」と待ち望む西行さんの姿が目に浮かびます。

花衣(はなごろも)

花見に着る晴れ着。花見の衣装。《季 春》

華やかな衣。

『goo国語辞典』より

ピンク色の桜を見ていると、ワクワクして着るものも華やかなものを選びたくなります。

山桜(やまざくら)

日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。「吉野の桜」とは、本来この山桜を指すものであり、日本の象徴とされた桜でもある。

[Wikipediaより]

「咲けばちる 咲かねば恋し 山桜 思ひ絶えせぬ 花の上かな」

咲けば散り、咲かなければ恋しい山桜、もの思いを絶えさせない、花の身の上だな。

中務(なかつかさ) 拾遺和歌集

桜に振り回される春は、いつの時代も変わらずに存在するんだな~と思いながら、花の開花ごときに振り回されている自分が幸せだな~と思ってしまいます。もっと心配ごとがあったら、そちらに夢中になってしまいますから。