茶箱 かわいいを探せ!

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茶道 かわいい銘(名前) 2月「梅」と「鶯」

24節気(にじゅうしせっき)では、

2017年の2月18日は雨水(うすい)でした。

前日の17日の東京では、春嵐の春一番がふき、気温も20度近くまで上昇しました。

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。

まさしく!!

春がコツコツと近づいてきていますね。

家でも花を生けたくなる時期になりました。

さっそく生けたフリージアの香りに癒されています。

茶道のお稽古では、茶杓の銘に「春嵐」(はるあらし)と「雨水」を使いました。

毎回お稽古では銘に悩みますので、2月に使いたい「銘」を調べてみました。

2月。お茶席には梅が多く登場します。

ただ、花で梅を生けたり、お茶碗やお道具に梅がついているものも多いので、「梅」がダブってしまうことも多くあります。

お茶席では、同じものをあらわす銘や紋様が重なると、

2つだと・・・たまたま重なってしまったとして使いません。

3つ以上だと・・・考えられて使っているとして好まれます。

ですので、注意が必要になってくる銘でもあります。

1月~2月初旬に使いたい梅

寒梅(かんばい)

早梅(そうばい)

梅の別名として

花の兄(はなのあに)

此花(このはな)・・・出光美術館所蔵で、この銘の黒楽茶碗がある。楽家三代道入(ノンコウ)の作品です。

好文木(こうぶんぼく)

梅の異名。晋の武帝が学問に親しむと花が開き,学問をやめると花が開かなかったという故事に由来する。

三省堂大辞林より

春告草(はるつげくさ)

梅をふくむもの

飛梅(とびうめ)・・・菅原道真公にちなんだ飛梅伝説がある。

伝説の語るところによれば、道真を慕う庭木たちのうち、桜は、主人が遠い所へ去ってしまうことを知ってからというもの、悲しみのあまり、みるみるうちに葉を落とし、ついには枯れてしまったという。しかして梅と松は、道真の後を追いたい気持ちをいよいよ強くして、空を飛んだ。ところが松は途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿(現・兵庫県神戸市須磨区板宿町)近くの後世「飛松岡」と呼びならわされる丘に降り立ち、この地に根を下ろした(これを飛松伝説と言う)。一方、ひとり残った梅だけは、見事その日一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。

[Wikipediaより]

梅月(ばいげつ)

夜の梅(よるのうめ)・・・「とらや」の小倉羊羹の銘になっています。

「春の夜の闇はあやなし 梅の花 色こそ見えね 香やは隠るる」『古今集』(春の夜の闇は無意味だ。梅の花の色が見えなくなってしまうが、その素晴らしい香りだけは隠れようもない。)『夜の梅』は、切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立てて、この菓銘がつけられました。

株式会社虎屋ホームページより

梅が香(うめがか)・・・五島美術館所蔵で、この銘の志野茶碗あり。

福梅(ふくうめ)

鶯(うぐいす)

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[Wikipediaより]

梅とともに2月によく使われます。

この時期は、どの和菓子屋さんでも「うぐいすもち」を出してきます。

春告鳥(はるつげどり)

鴬宿梅(おうしゅくばい)

村上天皇の時,清涼殿の梅が枯れたので,紀内侍(きのないし)の家の梅を移し植えさせたところ,枝に「勅なればいともかしこし鶯(うぐいす)の宿はと問はばいかが答へむ」の歌が結び付けてあり,これを読んだ天皇は深く恥じたという故事。

三省堂大辞林より

初音(はつね)

その年最初に鳴く鶯の声「初音」(はつね)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第23帖。玉鬘十帖の第2帖。巻名は明石の御方が明石の姫君に送った和歌「年月を松にひかれて経る人に今日鴬の初音聞かせよ」に因む。

 Wikipediaより

 

同じものをあらわすのにも、いろいろな言い方があることを知っていると楽しいです。

また、日本語の美しさにも感動します。

 

以前にも「梅」についての記事を書いています。

素敵な本『和の菓子』から「梅」をピックアップしています。

www.pooh70.com