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町山智浩『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』の中から気になった7人。

町山智浩さんの本 『アメリカのめっちゃスゴい女性たち』を読みました。

アメリカのめっちゃスゴい女性たち

アメリカのめっちゃスゴい女性たち

 

 アメリカに住んでいる町山さんのエッセイ、映画評論はよく雑誌で目にします。現在『週刊文春』にも連載があります。今のアメリカが知ることのできるものとして、見かけたら必ずチェックするようにしています。

本の内容

この本は2014年に第一刷が出た本ですので、ちょっと今読むと??と感じもしましたが、女性としてずっと気になっていた本です。

町山さんが「スゴイかっこいい」と感動した55人の女性が取り上げられています。日本の女性に知ってほしい、日本ではあまり知られていない女性をあえて取り上げたそうです。なんで、名前だけみても「だれ?」と思うだけなのですが。

アメリカでは2016年にヒラリー・クリントンが史上初の大統領になることが濃厚な時代だ。

この文章には、ちょっと笑えてしまいましたが。

私が気になった7人の女性

オプラ・ウィンフリー

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[Wikipediaより] オプラの50歳の誕生日パーティにて(2004年)

アメリカのテレビ界の超大物で、「アメリカで最も影響力のある人物」ともいわれています。黒人の女性で、貧しい少女時代、不幸にも母に愛されなかったという過去をもっていますが、学業は優秀で17歳で大学へ入学しています。テネシー州のテレビ局で初黒人女性ニュースキャスターになり、その8年後には有名なトーク番組「オプラ・ウィンフリーショー」がスタートしています。(2011年に番組は終了)

★私の注目ポイント★

”どんな経験も女はトークに生きる”

写真でみると明るいおばさんというイメージだったので、暗い過去がまったく見えませんでした。人種的な苦労はあったのだろうとは思っていましたが・・・。苦しみを知っている人は他の人の苦しみを知ることができるし、トークにも重みがでるのかもしれません。(残念ながら番組を見ていないので、なんともいいがたいのですが。)経験は何かしら役立つのですね。

インドラ・ヌーイ

ビジネスウェアは彼女の母国インドのサリーで、ペプシーを脱ジャンクフードの会社に変身させた女性です。インド生まれの彼女は、アメリカで苦労してイエール大学の大学院を卒業します。その後の就職活動がうまくいかなかったときに、気慣れた民族衣装のサリーを着たことで、自分を上手に表現でき面接に合格できてから、以後彼女のビジネスウェアはサリーになったそうです。

★私の注目ポイント★

”ビジネスウェアは気慣れた似合う服”

言葉も通じないような異国の地で自分を表現することの難しさは計り知れないものがあります。洋服を変えるだけでも、自分を表現し、理解してもらうことが簡単にできることは、女性の方が知りつくしているかもしれません。

アシュラ・バーンズ

生まれはニューヨークのスラム街、アフリカ系女性。彼女は転職がキャリアアップのアメリカでは珍しく、30年間同じ会社ゼロックスで働き続け、’09年巨大企業ゼロックスのCEOに就任し、会社をよみがえらせました。「会社は家族のようなもの」と会社への恩返しの気持ちで会社に貢献したそうです。

★私の注目ポイント★

”会社を愛する女の母性本能”

会社を家族のように思えるなんて”古き日本スタイル!”やっぱり、会社にも仕事にも(できない上司にも)愛情を注がないと成長しないんだな~。もっと、終身雇用の日本スタイルにも注目してもいいのではないかな?と感じました。

グロリア・スティネム

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[Wikipediaより] 1972年1月12日女性行動連盟、NEWS会議に出席したスタイネム

「ミズ」という言葉をつくり定着させた女性です。’72年に雑誌「ミズ」を創刊し、既婚女性の就職差別をなくすため、すべての女性を「ミズ」と呼ぶべきと提案しました。また、人工中絶の権利を認めさせています。

★私の注目ポイント★

”めんどくさい「ミズ」をつくった女か!”

女性の自分らしく生きていく権利を主張した彼女は尊敬できます。が、なんせ中学1年生の時にミスターは男性でミスは独身女性、ミセスは既婚女性と覚えたのに。中学2年生の時の英語の先生が急に「ミズ」も持ち出し、結局女性は3通り覚えることになったのを思い出します。もう最初から「ミズ」だけでよかったのに。今はどうやって教えているんだろう?

マリッサ・メイヤー

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[Wikipediaより] 

童顔でかわいらしい彼女はグーグルの最初期メンバー(社員番号20番)。「私はオタク」と言うそうですが・・・。GAPのパーカーにジーンズのフェイスブックのザックバーグとは違い、彼女はオスカ・デ・ラ・レンタのカーディガン(25万円ぐらい)にオメガの腕時計(200万円ぐらい)がお気に入りという女性です。’12年ライバル会社のヤフーのCEOに就任しました。

★私の注目ポイント★

”やっぱり女はオシャレをしなくちゃ”

オタクという女子がオシャレだと、そのギャップがたまらないですよね。オタクが一気にインテリに格上げされる感じです。高いものを身につけていなくても、おしゃれが好きで自分に似合う服、自分が好きな服を着ている女性には素敵です。

ジュディ・スミス

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[Wikipediaより] 

父ブッシュの政権のスキャンダル処理係、あのドラマ『スキャンダル』のオリビア・ホープのモデルになった女性です。日本ではあまり馴染みない仕事ですが、有名人のスキャンダル(愛人がばれた・息子が交通事故を起こしたなど)をもみ消し?、世間のイメージを最小限に収める危機管理コンサルタントです。彼女いわく、

「守りたいものは仕事、家族、財産、名誉などがあるが、すべてを守ろうとしたら何も守れない。最終的に絶対に守りたいもの(家庭、仕事、金、地位)を一つだけ選び、それ以外は犠牲を惜しまないこと。」

だそうです。

★私の注目ポイント★

”庶民の私は危機管理は自分で対処”

ドラマ『スキャンダル』をみて危機管理の勉強をしなくちゃ。お金で買収、弱みにつけこんだり、言い訳(記者会見)の練習が必要?彼女の衣装も素敵なので、参考にしよう。

スキャンダル シーズン1 コンパクト BOX [DVD]

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www.pooh70.com

ミチコ・カクタニ

辛口書評家。’83年から「ニューヨークタイムズ」に書評を書き続けて、巨匠であっても容赦しない辛口コメントで斬り捨てることもあるそう。ただ、ほめる時には絶賛し、中間がないそうです。アメリカでもっとも恐れられている日系人といわれています。写真が1枚しかなくインタビューも受けない謎の女でもあります。

★私の注目ポイント★

”自分の存在を謎にすることが辛口コメントにつながる”

これはわかります。女性は特に、仕事場でも仲良のいい人へ注意できなくなってしまいます。また、人から聞いたことうわさに、自分の主観が大きく変わってしまうこともよくあります。なるべく周りからの雑音を消すことは、自分の直感を高めていくことだと思います。

ちなみに、私の大好きなキャリー(『セックス・アンド・ザ・シティ』の主役でエッセイスト)も映画の中で、自分の本をカクタニ・ミチコに辛口批評されて落ち込んでいました!!

ミチコ。会ってみたい。

女性が女性について考えること

その国が発展していくかどうかは、女性の扱い方を見ればわかる。女性が高い教育を受け、女性が平等な権利を持っている国は前進するだろう。

バラク・オバマ 

確かに、アメリカは日本よりは女性が活躍しやすい環境があるのかもしれません。実際には日本にいたことしかない私にはよくわかりませんが。

ただ、そのアメリカをお手本として考えていいのか?日本の文化や慣習、宗教、民族的な特徴などはアメリカと違うものです。いくらインターネットが普及し、世界中が繋がったとしても一つになるものでしょうか?おのおのの国の文化や発展があって当然なのではないでしょうか?

いつも思うのは、働く女性が素敵なのか?正社員の女性が素敵なのか?出世する女性がすばらしいのか?みんなのあこがれなのか?みんながみんな本当に社会にでて働きたいのか?ということです。

そりゃ~政府としては働く女性が増えて税金が多く入ってきた方がいいからか、女性の社会貢献について毎年のように討論しています。また、働きたい女性が保育所を見つからないことについても、いつも大騒ぎをしています。

私は、女性でももちろん優秀な人や、やる気のある人を多く見てきましたし、そのような方が社会復帰してくれるのはたいへんにありがたいと思います。ただ、女性に限らず(もちろん男性でも)会社で働く人が苦手な人も大勢いると思うです。そのような人も、会社に戻らなくちゃと思ってしまうことがあったらどうなのかしら?と思います。

価値観は人それぞれですし、年齢や時代によってももちろん変化します。でも、自分が大事に思っていることは絶対にぶれないような女性になりたいです。