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茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

『マリメッコ展』に行ってきました。

渋谷で開催されている『マリメッコ展』。見るだけで明るい気分になれます。

マリメッコ(Marimekko)は1951年にフィンランドのヘルシンキで創業しました。創業者は女性のアルミ・ラティアです。女性企業家・実業家ですね。日本で人気の高い北欧デザインのなかでも有名なブランドです。ヘルシンキの「伝統的な」モチーフや自然に着想を得たプリントやカラフルな色彩、抽象的なデザインが特徴です。

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マリメッコという名前を知らなくても、このお花の柄をみれば「あっ!」と思う人も多いはずです。

私も、大好き~というわけではないのですが、マリメッコの柄って、買い物に行ったお店でも大胆な色づかいで目をひきますし、みていると元気がでてくるような気がします。

展覧会の内容

時代ごとにブランドの変遷と、その時代に活躍したデザイナーが紹介されています。その中には、日本人(脇坂克二さん・石本藤雄さん)の姿も!誇らしいです。

たくさんのマリメッコ柄が見ることができます。

また、後半では生地だけでなく幅広く使われるマリメッコデザインについての紹介があります。現在では、食器や文房具、なんと飛行機の塗装にもなっています。

愛されてますね~。

混雑度:★★(5点満点/★が多いほど混んでます)

平日火曜日の11時ごろに入りました。ぼちぼち人はいます。

今回の展示は、生地が中心です。大きな布地が上から吊るされるように展示されています。また、その時代ごとの生地をつかったワンピースが飾ってあります。ですので、遠くからでも見られますし、そんなにじっくり一点一点を見つめている人は少ないので、混んでる感はありませんでした。

ちょっと驚いたことに小さなお子さんを連れた若い御夫婦が多く見られたことです。平日の昼間の展覧会といえば、ちょっと年配のご夫婦や女友達同士の中年女性が多いのですが。今回は来場者の平均年齢がかなり若いと思います。若い御夫婦はベビーカーを使っている方もいましたが、ぜんぜん邪魔になりませんでした。(混んでいたらどうだかわかりませんが)

これから冬休みになりますので、さらに若い人が増えそうです。

おすすめ度:★★(5点満点/★が多いほどお勧めです)

ちょっと辛口ですが、そこまでマリメッコを愛していない方だったら、本や雑誌で十分かなとも思います。たくさんのマリメッコ関連本が出版されているので。

マリメッコのすべて (フィンランドを代表するデザイン・カンパニーの歴史とテキスタイ ル、ファッション、インテリアの徹底研究)

マリメッコ パターンとデザイナーたち

朝日新聞SHOPではインターネット上で、今回の展覧会のカタログを販売しています。

ただ、マリメッコが好きな人にはぜひ展覧会に行くことをおすすめします。なんせ、マリメッコ好きが集まってくるのですから、みんなの好き好きパッションがあふれていますし、強く感じることができると思います。

来場者の方の中には、お気に入りのマリメッコ柄のバックを持った方をたくさん見ました。”ウニコ”柄のワンピースを着た小さな女の子もいました。(お母さんの手作りかな?)

印象にのこったこと

日本人デザイナー石本藤雄さんのインタビュー

インタビューのなかで、「同じパターンを繰り返すデザイン、ずっと続いていくデザイン。生産を繰りかえすことで、生きたサーフェスがあらわれてくる。」と言っていました。そして「それは日本の小紋柄のデザインに似ている」と。

確かに!

日本の刺繍「刺し子」のデザインにも繋がります。刺し子のデザインも同じパターンを繰り返し、その繰り返しが全体の柄となって現れます。一つ一つでも柄は成り立っているのですが、すべて縫い終わってこそ柄が完成なのです。

そして、柄の間にある空白も柄の一部になっています。

こうして考えてみると、マリメッコのデザインにも同じようなことがいえます。ひとつひとつは、全体の柄の一部なんです。空白ももちろん柄(デザイン)のひとつなんですね。

愛されるマリメッコ

明るい色を2~3色程度しか使わず、くっきりはっきりした柄が特徴ですので、一目で「あ!マリメッコ」と感じるものが多く、そこが愛される理由だと思うのです。

冬に黒や茶色の地味なコートの下に、ビビットな色を使ったマリメッコのワンピースなんか着ていたら、抱きしめたいくらいにかわいいですよね。

「斎藤さんだぞ」ではなく「マリメッコさんだぞ」という感じでしょうか。

愛すべきマリメッコ・アイデンティティです。

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創業時から貫く「個性こそアイデンティティ」

ラティアは自由な創作による「個性」こそ、マリメッコのアイデンティティだと考えていた。「我々が採用する色やデザインは、個性なくしては絶対に成立しない。マリメッコに特有で、ある種の聖域のようなもの」という言葉を残している。また、「もはや流行は存在しない。存在するのは流行しない流行だ。」とも話している。独自のデザインを貫けば、流行を追う必要はないと考えていた。

2016年12月15日の朝日新聞より

創作のたいへんさは、はかり知れません。常に新しいものを生み出すなかでも、やはり重要なのは「アイデンティティ」つまり、その人らしさなんですよね。自分が愛するものをつくるから、人にも愛してもらえるのではないでしょうか。

シンプルなデザインのなかにもおしゃれが見え隠れ

歴代のマリメッコのワンピースの中には、茶色や黒の洋服もありましたが何かしら”かわいい”のです。ちょっとしたことが”かわいい”のです。

服のデザインについては、ごくごくシンプルなのですが、形や、生地の使い方など工夫がたくさんです。

例えば、ワンピースの裾に少しスリットが入っているのですが、そのスリットの角が部分が丸まっていたり。

同じ柄の生地で、上部分とスカート部分で色違いの生地をつかったワンピース。

ワンピース(オレンジ)の裾から、裏地の同じ柄の色違い(イエロー)の生地が見えているもの。(裾が二重になっています)

自分でワンピースを作る時の参考になりそうなものばかりでした。

おもしろいプロモーション?

J・Fケネディの奥様ジャクリーンが1960年の大統領選挙の遊説中にマリメッコのワンピースを着たところ、マリメッコがアメリカでも有名になったという話がおもしろかったです。

たまたまなのか?戦略的に着てもらったのか?

現在でいえば、キャサリン妃のような感じですね。キャサリン妃も、好んで(戦略的?)にイギリスのブランドの洋服を普段から、また海外で着るようです。キャサリン妃が着るだけで、全世界へのプロモーションになります。

すぐにでも我が家に招待したいマリメッコ

おしゃれでかわいいマリメッコのデザインは、生地を買って飾るだけでも質素な我が家に明るい光を与えてくれそうな気がします。

家の中で使うクッションカバー、ランチョンマットなどを作りたくなりました。

でも、一番作りたいのは大胆な柄を生かしたワンピースです。カーディガンや今の時期ならタートルネックとも合わせたいです。

手始めに、ボリュームのあるフレアスカートと、簡単な手提げバックをつくろうかな。

創作力が高まりました。

基本情報

場所:渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」

会期:2016年12月17日(土)~2017年2月12日(日)

開館時間:午前 10時~午後7時 

観覧料:一般1400円

所要時間:私は1時間程度早ければ30分程度でも済むかも。

音声ガイドナビ:なし。

関連映画情報

渋谷「Bunkamuraル・シネマ」では、アルミ・ラティアの人生を題材にした映画が上映されていました。(12月17日~22日 期間が短い!)

DVDになるといいな~。

展示会でも、生地の生産工程が映像で流れていました。働いている人たちのマリメッコ柄の洋服がかわいかった~。この映画でもたくさんのマリメッコ柄の洋服が見られそうです。

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今月は「クラーナハ展」にも行きました。 

www.pooh70.com