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茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

茶道の銘で使える小倉百人一首 競技カルタの世界『ちはやふる』

●小倉百人一首とは

●茶道に登場 茶道の銘

●漫画「ちはやふる」で人気?競技カルタ

 競技カルタの基本

 競技カルタの服装

小倉百人一首とは

藤原定家(1162~1241)が百人の歌人の和歌を一首ずつ選んでまとめたものです。天智天皇・持統天皇から鎌倉時代の後鳥羽院・順徳院まで、ほぼ作者の没年順に歌がならべられています。

 

内容

恋の歌と秋の歌が多く選ばれています。

 

成り立ち

定家の日記「明月記」によると

宇都宮蓮生(れんしょう)から

嵯峨中院山荘の障子を飾る色紙形を頼まれ

13世紀前半、定家が七十代の時

小倉山にあった「時雨荘」にて編纂し

「小倉色紙」として伝えられています。

 茶道に登場 茶道の銘

定家直筆といわれる「小倉色紙」は、室町時代には茶室の床に掛けられるようなりました。

 

静嘉堂文庫美術館には

「有明のつれなく見えし別れより暁ばかり憂きものはなし」

壬生忠岑(みぶのただみね)

[現代訳]

有明の月がつれなく見えた冷淡な別れの時から、暁の暗い頃ほどつらいものはありません。

 の歌が書かれた小倉色紙があります。

 

さみしく悲しい感じがひしひしと伝わってきます。

いろいろな難題があって結ばれない、たぶん壬生忠岑がふられたのでしょうか。

長い間別れた女性を忘れられない忠岑の姿が浮かびます。

 

夜から明け方のころ

夜から明け方といってもバリエーション豊かな日本語。

きちんと、違いを把握しておきます。

 

日の出前の暗い頃「暁」(あかつき)

夜が明けようとして東の空が明るむとき「東雲」(しののめ)

日の出頃「曙」(あけぼの)

空に月が残ったまま夜が明けること「有明」(ありあけ)

 

小倉百人一首から使われる「銘」 龍田川

「ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」

 在原業平

[現代訳] 

神がこの世界を治めていた神代にすら聞いたことがない。竜田川が紅葉によって水を真っ赤に染め上げているとは。

 

紅葉された真っ赤な葉が落ち、川面にぎっしりつもった様子なのか、

川面に紅葉がうつりこん紅く見えている様子なのか

普段は青い竜田川が、紅く染まっているのが思い浮かびます。

ちょっと怖い気もしますが。

 

ただ、樹のままの紅葉ではなく、川を通してみる紅葉なんて素敵です。

紅葉の楽しみ方がいろいろあることを知っていて、紅葉を愛し楽しんでいた業平さん、女性にもてそうな男性ですね。

業平さんは、美男で恋愛上手だといわれています。

参考 『茶の湯 銘と和歌 11』

 

漫画『ちはやふる』で人気?競技カルタ

小倉百人一首といえば、競技カルタです。

この競技カルタを通した青春・恋愛を描いた人気少女漫画が『ちはやふる』です。

映画化もされました。

 競技カルタおもしろいのでしょうか?

ちょっとなじみがないです。

お正月の頃にテレビでクィーンが決まったニュースを見て、なかなか激しいカルタの取り合いに、ちょっとびっくりしたのが記憶にあるぐらいです。

 

競技カルタの基本

読み手が読み上げる歌の上の句を聞いて、出来るだけ早く下の句の書かれた札を取りに行く競技です。もちろん、百人一首の歌をすべて覚えることが必要になります。

 競技カルタの試合

百人一首の100枚の札を裏向けにして混ぜます。裏向けにするのは自分の好きな、得意な札を選んだりしないためです。

 ↓

互いに25枚ずつ取ります。残りの50枚は箱にしまって競技には使用しません。

  ↓

自分の陣地(自陣)に左右87cm以内に3段に分けて、自分のほうを向けて自由に並べます。(相手の陣地(敵陣)にも同様に並べられた状態となります)

  ↓

並べおわったら暗記時間です。(15分間)
50枚の場所をしっかり覚えます。

 競技カルタの競技開始

競技では、読み手は100枚の札を読みます。

  ↓

使わない札は空札(からふだ)となります。この空札は読みあげられても、もちろん何も取ってはいけません。

  ↓

自陣の札を取ったら一枚減ります。

  ↓

敵陣の札を取ったら相手に札を一枚送って自陣の札を一枚減らします。

自陣の札を早くゼロにした方が勝ちとなります。

参考 (一社)全日本かるた協会ホームページより

 

なかなか、おもしろそうですね。

優雅なお遊びかと思いきや、空札なる罠もあり、あなどれません。

じっくり歌の余韻を楽しむ余裕はなさそうです。

 

お正月に楽しむために今日から小倉百人一首覚えてみようかなとも思ってしまいました。

ただ、相手がいないと楽しめないという大事なことに気づいてしまいました。

相手を探してから覚えることにします。

 

競技カルタの服装

ちなみに袴をつけた試合の印象が強いのですが、服装に原則として制限はなく、ジャージにTシャツが競技時の服装としては一般的だそうです。

ただし、「名人・、クィーン戦」など一部の大会では和装が義務化されているそうです。

 

「ジャージにTシャツ」と「和装」ってすごい差がありますけれど・・・。

 

普段は何で練習したらいいんでしょうか?

せっかくならゴージャスな和装を着てみたいですが。

 

「ちはやふる」の映画では、美しい・かわいらしい袴姿を着ていたようです。

色無地でなくてもよいのでしょうか?

袖は長めでも邪魔にならないのでしょうか?

競技として考えるなら、ジャージ・Tシャツのほうが動きやすくていいと思うのですが。

やはり、見た目も重視なのでしょうか?

謎の深まる競技です。