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茶道のお稽古で使いたい禅語 11月

茶道のお稽古の時に悩む「銘」。

お点前を中心に習い、考えていた頃から、ちょっと前進したのかな?と思いたいです。

しかしながら、毎回悩みの種になっています。

毎年毎年、知識を増やしていければいいなと考えています。

 

11月の銘に使いたいもの

「時雨」(しぐれ)

秋から冬にかけて、降ったり止んだりする雨のこと。

この頃の雨は降るたびに冬が一歩一歩近づく気がします。

 

信楽肩衝茶入 銘「初時雨」

野村美術館蔵

 

「霜夜」(しもよ)

よく晴れて寒気が厳しい霜の降る冬の夜のこと。

字をみるだけで、冷たいけれど澄み切った夜が思い浮かびます。

 

古瀬戸文琳茶入 銘「霜夜」

藤田美術館蔵

 

「夕峰」(ゆうほう)

秋の夕焼け空のなか、夕日に照らせれた山並みのこと。

オレンジの空、オレンジの紅葉が光で輝いてみえそうです。

 

井戸脇茶碗 銘「夕峰」

根津美術館蔵

 

「小倉山」(おぐらやま)

平安京の西にあり、桜や紅葉の名所。

 関東育ちの私には、あまり馴染みのない土地ですが・・・。

お煎餅の「小倉山荘」の方が、思い浮かんでしまいます。

 

呉器茶碗 銘「小倉山」

三井記念美術館

 

「柴の戸」

雑木を使って作った粗末な戸、門、住居のこと。閑居のこと。

粗末なものが風流な世界。粗末というより、無駄のない質素な感じですかね?

 

丹波焼茶入 銘「柴戸」

 

「唐錦」(からにしき)

中国、唐織りの錦の紅色を含む美しさから、紅葉などにたとえられる。

華やかな布と同じくらいの、美しい紅葉が目うかびます。

 

「露霜」(つゆじも)

露が凍って霜のようになったもの。

冬の朝は、寒いのでほぼ駆け足で駅に向かうため、周りの景色を楽しむ余裕がないな~と実感しました。明日の朝は、のんびり草木に注目してみます。

ちなみに露より霜よりも、結露に悩む今日このごろです。

 

「竹柏」(ちくはく)

厳しい冬でも青い葉をつけることから、竹や柏などの常緑樹をよぶ。

このことから、志や節操が強固なことをたとえる言葉。

フレッシュな若さも感じられるけれど、逆に、長年の僧侶のようなイメージもわく、バリエーションのある言葉だと感じます。

 

11月に使われる禅語

 

「閑座聴松風」(かんざしてしょうふうをきく)

晩秋の夜に静かに妄念を離れて座禅をし、松の枝をふきぬける風の音を聴いている様子。

 

「聴雨寒更尽」(あめをきいてかんこうつく)

晩秋の夜、秋深い山居の屋根にあたるポツポツという雨音をただ聴きながら、夜更けの寒さをじっくり過ごす様子。

 

「吟風一様松」(かぜにぎんずいちようのまつ)

松がすべて同じように風に吹かれている様子。

 

「霜月照清池」(そうげつせいちをてらす)

白く霜が降りたような清らかな池を月が照らしている様子。

 

「楓葉経霜紅」(ふうようはしもをへてくれないなり)

紅葉は最低気温が5,6度になる晩秋の頃に始まる。夜間厳しい寒さで霜が降るようになると一層、紅葉の色は綺麗になる様子。

 

全体的に11月

さみしい

寒い

きれい(紅葉が)

という感じでしょうか。

紅葉と霜は欠かせません。