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展覧会 『ゴッホとゴーギャン展』

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ゴッホとゴーギャン展に行ってきました。

南仏のアルルでわずか2ヶ月間の共同生活をしたゴッホとゴーギャンに注目した展覧会。
二人のちぐはぐだったという共同生活は有名な話ですが、二人の作品をこんなふうに一緒に見たりすることはなかったので楽しめました。

私はゴッホが好きです。(結婚したい好きではないんですが。)
けれど、ゴッホ好きを友達に話したことはないのです。ゴッホあまりにも有名な画家でちょっと単純な気もするし、精神的に問題があったというマイナスイメージもあり、人に言うのはちょっと恥ずかしいのです・・・。

ゴッホの絵をみると心の中で彼を思っています。
もちろん作品も好きですし、
弟に頼っているなんとなく頼りないゴッホ。
不器用な生き方しかできなかったゴッホ。
ざまざまな絵のスタイルに挑戦したゴッホ。
人が好きなんだけどうまく付き合えないゴッホ。
素朴な生活を好むゴッホ。
に親しみを感じます。

そして、何よりもゴッホの絵には愛情が感じられるのです。
人物に対しても。
自然に対しても。
生活用品に対しても。
あのウネウネした筆のタッチの作品や気持ちの悪い色合いの作品など、一見不安なものもあるのですが、なぜか、じわじわと絵に愛着がわいてくるのです。

コラボ情報

●「SOUP STOCK TOKYO」の音声ガイド
「SOUP STOCK TOKYO」さんのホームページよりアクセスすると、スマートフォンから展覧会の作品に関する裏話を音声ガイドで聞けるようになっています。

音声ガイドが聞ける作品
『収穫』ゴッホ
『ブドウの収穫、人間の悲惨』ゴーギャン
『ハム』ゴーギャン
『タマネギの皿のある静物』ゴッホ

すごくおもしろいコラボレーションで感激しました。「SOUP STOCK TOKYO」は以前から大好きなお店ですが、さらに好きになりました。

また、通常のスープメニューに「ゴッホのタマネギのスープ」(トロトロ玉ねぎがおいしい!)がありますが、今回の展覧会に合わせて更に2種類のスープをつくったそうです。

”ゴッホ”の麦畑のスープ(サフランと野菜のプロヴァンス風)
”ゴーギャン”の麦畑のスープ(豚肉の煮込みのプロヴァンス風)

ゴッホが野菜で、ゴーギャンが肉。
二人の性格を表しているし、二人の性格が全く合わなかったことも象徴しているようでおもしろいなと感じてしまいました。
JR上野駅の中に「SOUP STOCK TOKYO」はありますので、帰り際にスープを楽しむのもいいですね。

●上野駅東京店「ハードロックカフェ」ピンバッチ

10月15日(土)から、ピンバッ3種類(各1,600円・税別)を販売しています。ゴッホ2種類、ゴーギャン1種類です。
楽器やヘッドフォンを手にしているゴッホとゴーギャンをモチーフにデザインが、かっこよくかわいいです。
自分の耳を切ってしまったゴッホがヘッドホンをしているのが、ちょっとシュールだなと思います。

混雑度:★5満点中(多いほど混んでます)

★★★
都立美術館のフロアーは広いので見やすいと思います。大型の展覧会にしては、作品数が少なめのような気もします。その分、絵と絵の間隔も広く感じました。
すぐにゴッホの絵かゴーギャンの絵かはわかるので、お目当ての作品はすぐ見つかります。

お勧め度:★5満点中

★★★★
ゴッホが好き、ゴーギャンが好き。という人はもちろん、印象派好きな人にもおすすめです。二人と親交のあった画家たちの絵も展示されています。

ミレー『鵞鳥番の少女』
ロートレック『サン=ラザールにて』
ベルナール『ティーポット、カップ、果物のある静物』
は、個人的に好きな作品です。

また、友達との関係に悩んでいたり、友達や配偶者とけんかしている人にも良いと思います。
人と暮らす難しさ、人と暮らすためには何が大事なんだろうと考えるきっかけにもなります。

家に持って帰りたい作品

●『タマネギの皿のある静物』ゴッホ
なんでもない日用品が並んでいるだけで、美しい色遣いがあるわけでもないのに惹きつけられる作品です。
耳切り事件があり、ゴーギャンが去ってしまった直後の作品ですが、暗いわけではなく、どちらかといえば明るい色彩で軽いタッチでかかれています。
パイプ、アブサンの瓶、コーヒー、手紙(テオへ?テオ宛?)、健康に関する本、そして白い皿の上の芽が伸びたタマネギ。
どれもがゴッホが大事に思っているものだったんだろうな。そしてそれらが、あまりにも質素な素朴な生活を感じさせます。
ゴッホの日常がちょっと見られる気がします。(ちょっとうれしい。)
飾りたいところ
廊下に飾ろうと思います。
タマネギがちょっと臭いそうな気もしますし、やっぱりちょっと素朴すぎて冬の日本家屋には似合わないので。
生活していて、ちらりと目に入るようなところに飾ろうとおもいます。

●『ゴーギャンの椅子』ゴッホ
ゴッホ、ゴーギャンのこと好きなんだな~。ほんわかあたたかくて、愛情を感じる作品。
アルルの共同生活の中でゴーギャンが使っていた椅子の上には、2冊の本、ろうそくが描かれています。これらは、ゴーギャンを象徴的に表しているそうです。
ゴッホにとっては、ただ目の前のものを見て書くだけでなく、想像や記憶を広げて、そこにないものを加えて作品を生み出すクレバーな、尊敬に値するゴーギャンは、明るい道しるべのような存在だったのかなとも感じます。
ちなみに今回は作品はなかったのですが、ゴッホは自分の椅子も描いています。その椅子の上には、ゴッホが愛したパイプとタバコの葉入れが描かれている、簡素で地味なものです。
ゴッホの椅子の作品と比べると、この『ゴーギャンの椅子』からは、さらにゴーギャンへの尊敬、愛情の念が伝わってきます。
飾りたいところ
二つならべてゲストルーム(我が家にはないけれど)へ。
なんとなく、友への愛情が伝わるかな、と感じるので・・・。

●『肘掛け椅子のひまわり』ゴーギャン
ゴッホが亡くなって11年後、タヒチで描いたという作品です。椅子の上のひまわりは、ゴッホを想って描かれたと言われています。
ゴーギャンもゴッホに愛情をもっていてくれたんだな~としみじみと感じることができた1枚です。
展覧会の最後で「よかったね。ゴッホ」とホロリときました。
飾りたいところ
もちろんゴッホの『ゴーギャンの椅子』の隣に並べてみたいので、ゲストルームです。

基本情報
場所:東京都美術館
開館時間:9:30~17:30 (金曜日、11月3日、5日は午後8時まで)
観覧料:一般1600円
所要時間:私は1時間程度(後半のゴーギャン作品があまり好きではないので。かるく流してしまったため)
音声ガイドナビ:ゴッホ役は小野大輔さん(声優)ゴーギャン役は杉田智和さん(声優)。二人が役になりきり、語りながら進んでいきます。互いの感情がわかりやすく、また実際に二人にインタビューを聞いているようで面白かったです。