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茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

茶道 TOKYO数寄フェス

イベントがもりだくさんの秋は、忙しい週末になることが多いです。今週末も、上野ではイベントが開かれます。『TOKYO数寄フェス』です。茶の湯を楽しむ方を「数寄者」と言ったりしますが、私には「数寄」って何よ?って感じです。なんとなく、ちょっと高尚なイメージもある言葉ですが、このイベントも、敷居が高いのでしょうか?

 

会期 2016年10月21日(金)、22日(土)、23日(日)

会場 上野恩賜公園(不忍池一帯 噴水広場 国立西洋美術館 国立科学博物館ほか)

          

上野のあちこちの会場にて、アート展示、演奏会、ワークショップ、講演会が行われます。パンフレットやウェブサイトを見ると、敷居の高そうなイメージはなく、家族、カップル、友達同士で楽しめそうですね。ただ、場所と時間がきっちりと決まっているので、事前に予定をたてて行かれるとよさそうです。

 

私が楽しみにしているのは

★猪子寿之(チームラボ)さんと八谷和彦さんの

 21世紀のアーティストが岡倉天心『茶の本』を語ったら

10月23日 13:00-15:30

 

★ル・コルビュジエに捧げる音楽の贈りもの 

 ~サティ バッハ バッヘルベル クセナキス~

10月23日 15:30開場-17:30

 

私が気になっている「数奇」とは、

「数奇」はもともと「好き」の同義語で風流・風雅に心を寄せること。岡倉天心は『茶の本』にて「茶室」を三つの数寄を通じて解説しています。好みの詩趣を宿す「好き家」、美的感情を満たすために置くものはの他は一切の装飾を施さない「空き家」、そして不完全を尊び見る者の想像力でこれを完成させる「数寄屋」。そこでは富を誇示する過剰な装飾はなく大名も庶民も分け隔てなく美を崇めることに集中できます。

「TOKYO数寄フェス」パンフレットより

と説明されています。

「数寄」が「好き」って同義語!なんだと最初の説明から、びっくりするぐらい無知だった自分が情けないです。朝の情報番組「ZIP」のマルバツクイズで出てきそうな問題じゃないですか。

普段のばたばたした生活の中で風流を楽しんでいるのは難しいなと思うこともあります。忙しさにかまけてあっという間に一週間が終わり、一か月が終わり、気づくと季節が変わってると思うこともあります。その周りも見えないぐらいに何かにのめりこんだ生活も人生においては大事だとは思いますが、ずっとそんな人生はさみしい気もします。

 

さっそく私も「数寄」を感じてみます。

ちょっと外をみるだけで、木々は紅葉してます。(まだ紅葉しかけています)

花も夏の華やかな花から、コスモスや菊といった可憐な花たちに変わりました。

空気すら秋の涼しいスッキリした感じに変わっています。

ランチにいくレストランでは秋の季節のメニューになっています。

ケーキ屋さん、和菓子屋さんでは栗、イモのお菓子が多く並んでいます。

今朝、なかなかベッドから出られずに毛布のあたたかさをムフムフ感じました。

そんなことに気づき「秋がきたな~」と心を寄せてみました。これで私も「数寄者」です。

 

茶室の三つの数寄

「好き家」「空き家」「数寄屋」

今更ながら、ぜんぶ「すきや」って読むんですね。

茶室を我が家と考えてみると、好みの家が数寄(好き)なのは当然です。また、余計なものは必要なく、想像力を生かして数寄(好き)を完成させること。この中に風流・風雅を感じるということは、今はやりのミニマムライフ・シンプルライフに通じるものである気がします。好きなものに囲まれて、手に入らないものは代用品をみつける(見たてづかい)、そこに美を感じる、ただそれだけのもので「数寄者」の家になるのですね。

これが「数寄者」の家です。ではなく、自分が美を感じる家であれば、それが「数寄者」の家なんだと。アニメのポスターだらけの家でも、ゲームに囲まれた家でも、ぬいぐるみに囲まれた家でも。その人にとって好きなもの・余計なもの、美に囲まれていれば、それがその方の「数寄」の家なんですね。

ただ、他の人に迷惑をかけるようなのは問題だと思いますけれど。