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茶箱 茶道★和菓子★展覧会 

茶箱の中は好きなモノでいっぱい!

生活を豊かにするソロ活 DVD『つぐない』を見る

ここ2日間、ソロ活で1920年代の映画を楽しみました。最終日はちょっと時代は先へ。1935年イギリスへ舞台を移します。アメリカからフランス、イギリスと楽しみます。この映画で人生のはかなさ、人間の愚かな心、わがままさを感じてしまいました。

 

『つぐない』

主演:キーラ・ナイトレイ ジェームズ・マカヴォイ

監督:ジョー・ライト

イアン・マーキュアンの『贖罪』が原作。

見どころ

★ストーリー展開

たった1日の出来事が、誰かの一言が、人の人生をあっという間に変えてしまう恐ろしさを感じます。単純に時間通りにストーリーが進むのではないので、さらに謎が深まり、ラストのヒャーという驚き?悲しさ?そーなんだ?感を助長させる気がします。ラストになんともいえない思いがわき出てきます。

★映像の変わりよう

初めの方はイギリスの邸宅の美しさに見入ってしまいます。壁紙、カーテン、家具、食器、絨毯など雑誌で特集されそうな豪華さです。邸宅の庭も、フランスの宮廷のようにきっちり整備された庭ではないのですが、自然の美しさを残したガーデニングの国イギリスらしい広大な素朴な庭です。

この美しかった舞台は戦争へ移ってしまいます。映像は、当然ですが戦地の暗闇、前の見えない恐怖さ、荒々しさ満載になっていくのです。この変化も見逃せません。

★ジェームズ・マカヴォイ

キーラ・ナイトレイの美しさ、ドレスの似合うコスプレ女優であることはいまさらながらです。今回は看護婦姿も美しいです。この作品ではジェームズ・マカヴォイのかっこよさにみとれましょう。純情さ、繊細さ、誠実さ、男としての色気、男らしさがあふれた彼の魅力にメロメロになります。あの目で感情を表現されたら誰もが恋に落ちるでしょう。彼の魅力は映画『ペネロピ』でも感じられます。この映画もみて、ジェームズ・マカヴォイのファンになりましょう。

★ベネディクト・カンバーバッチ

今や大スターのカンバーバッチがいや~な役ででています。顔もいやらしく感じます。シャーロックの時のおちゃめでスマートなイメージはまったくないです。彼って独特の雰囲気や顔(ワニぽい顔?)をもっていて、それが素敵な時もあるし、すごく嫌に感じる時もあります。

★ちょっと気になるシーン

この作品を改めて見た今回、絵画を見るうえで学んだ西洋の風習やキリスト教についての知識がビビビとくるシーンがありました。

キーラが噴水の前で花瓶が割れてしまうシーン

●泉 聖母を象徴する代表的モチーフ 井戸のような泉だけでなく噴水のような装飾的な泉も描かれた。

『モチーフで読む美術史2』より

●水甕のシンボルは子宮。つまり処女性の損失を表している。

『日経おとなのOFF 2015年1月号』

 

戦地でジェームズが母親に足を洗ってもらう(夢?)シーン

滅多に靴を脱がない西洋人も、もう一か所、靴を脱がねばならない場所があった。それは神の前である。

『モチーフで読む美術史』より

また、聖書のなかで弟子たちがキリストに足を洗ってもらうシーンがある。キリストの愛を示したものだという。

 

カンバーバッチの結婚式で花嫁の黄色のユリのブーケ

偽り、陽気(黄色)

明るい色である黄色には陽気という花言葉がありますが、偽りというネガティブな花言葉もあります。西洋にイスカリオテのユダというものがいたのですが、その人はイエスを裏切ったということで知られているようです。その人が着ていた服の色が黄色だったことから、この花言葉がついたと言われているので宗教的背景が影響していたようです。そのため西洋では黄色にネガティブなイメージがついてしまったのでしょう。

「季節の花言葉 一覧」より

 

~つぐないの 響きがつよく 胸をうつ~

「つぐない」という言葉。実際にはあまりつかわない言葉だけに、なにかずっしりくるものがある。邦題として映画とマッチングしている。